水前寺菜の歴史

水前寺菜の由来

18世紀頃に中国から伝わったようで、江戸時代には既に栽培されていたそうです。 水前寺菜は熊本市水前寺の豊富な湧き水を利用して栽培され、茶席で茶花として利用されていたことからその名が付いたとされています。 (諸説あり。葉を熱湯に入れるとヌメリが出て、水前寺のりに似ているからという説も)

また、熊本では「水前寺菜(スイゼンジナ)」と呼ばれていますが、 石川県の金沢市周辺では「金時草(キンジソウ)」、沖縄県では「はんだま」と呼ばれています。

どんな野菜?

熱帯アジア原産のキク科ギヌラ属の多年草で、高さは約50cmほどまで成長します。 葉の表面は濃い緑色で裏面が濃い紫色という、見た目にも美しい伝統野菜です。 秋には枝先に黃赤色の花を十数個つけるため、観賞用としても楽しめます。

水前寺菜には多くの栄養素と効能があり、葉の裏の赤い色素(ポリフェノール)に老化の原因となる活性酸素を除く作用や、 血圧降下作用(γ-アミノ酪酸)があることが報告されています。

どこで買えるの?

水前寺参道商店街で販売しています。詳しくは購入場所についてをご覧ください。