水前寺菜の栽培方法

日当たりの良いところが大好き

水前寺菜は日光が大好きですので、屋外の日当たりの良いところで育てましょう。夏の直射日光下にも耐えうる強さを持っています。ですが、生育に適している温度が20℃~30℃程度と言われていますので、時間帯によっては日陰になるような庇(ひさし)の下で育てるのも良いでしょう。

水やりは夏はしっかり、冬は控えめに

乾燥には弱いため、水ぎれには注意します。特に夏場は土の表面が乾いていたら、たっぷりと水を与えてあげてください。根のやけどを防ぐためにも、水やりは必ず早朝(朝4時~5時)もしくは夕方に行います。また、冬場の水やりは控えめにします。水前寺菜は、秋になり寒くなってくると葉が枯れてしまうため、それほど水を必要としなくなります。

冬場も屋外で越冬できる

日当たりの良い場所で、株元にワラや落ち葉を敷いて防寒し、霜よけ対策(屋根)もしてあげることで、寒冷地でも屋外で越冬できます。屋内に入れる場合であっても、できるだけ日当たりの良いところに置いてあげましょう。(ある程度は耐陰性もあります)

種はどこにも売られていない

一般の種ができる植物(種子繁殖性作物)とは違い、水前寺菜は種ができない植物(栄養繁殖性作物)なんです。そのためポット苗を直接購入するか、スーパーで野菜として売られているものを挿し芽にする、という方法で育てましょう。

葉の紫色を鮮やかに出すには

山間部などの日にあたる時間が限られた場所で、かつ一日の温度差が大きいと裏の色の赤紫が鮮やかになるそうです。